特集 苦難乗り越えつかんだ北京への切符
08.07.24
陸上5000メートル。
北京オリンピック代表の切符をつかんだ1人の女性アスリート。
大舞台を目前に控えた胸のうちを聞きました。

豊田自動織機の小林祐梨子選手が、
北京オリンピック女子5000mの代表に選ばれました。
本番まで1ヶ月をきり、直前の様子を取材しました。
豊田自動織機の小林祐梨子選手です。
小林さんは、8月から始まる北京オリンピックの
5000メートルの日本代表に選ばれました。
7月10日、刈谷市の豊田自動織機の本社では、
会社あげての壮行会とマスコミのための記者会見が開かれました。
小林選手は、兵庫県の須磨学園高校出身。
全国高校駅伝では、20人抜き、1500メートルで高校生にして
日本記録樹立など数々の記録を残しました。
そして昨年、豊田自動織機に入社。
入社してすぐ、社内留学生として、実家に近い岡山大学に入学します。
ところが、「勤務実態がない」ことを理由に実業団申請ができなく、
昨年9月の世界陸上の出場を逃します。
北京オリンピックの代表選出をかねた日本陸上選手権の5000メートルの決勝では、
福士加代子選手など、中距離の日本記録保持者3人を
それ揃えての高いレベルの争いとなりました。
小林さんは、ラスト500mでスパート五輪標準記録も突破して優勝しました。

現在は、大学のある岡山市でオリンピックに向け
最後の調整に入っています。
高校時代の陸上部の長谷川重夫監督です。
小林さんに頼まれ、再びコーチを買って出ました。
時間の許す限り競技場に足を運びます。
小林さんの強みは、1500mで養った
スピードと何事にも動じない精神力だと長谷川監督は言います。

北京オリンピックの5000mは、8月20日、
外国の強豪選手にも臆することなく果敢に勝負に挑む
小林選手姿が今から楽しみです。