報 道

【元気!愛チカラ】 地元農業はばあちゃんが守る!

09.07.09

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毎週木曜日は「元気愛チカラ」です。
後継者不足で農家の減少が深刻化する中、地元の農業を守るために奮闘するお年寄りがいます。
その取り組みに密着しました。

日進市。町の片隅にある小さな畑。
野菜を収穫しているのは小池美代さん、80歳です。
雨の日も風の日も50年間毎朝畑と向かいあってきました。

「続けることが大事。続けなダメ。意味ないもん。せっかく習ったんだから。」(小池美代さん)

玄関先で小池さんが作っているのはきゅうりのビール漬け。先代や知人から学びました。
しかし後継者は育っていません。
都市化が進む日進市では農家の人口がこの10年でなんと1000人近くも減少。
残っている農家の8割が60歳以上です。影響はこんなところにも・・・

「こちらが耕作放棄地の田んぼということですね。」(日進市 遠松誠さん)

数年間手付かずとなった農地・耕作放棄地。雑草が生い茂り、ゴミが捨てられています。

「隣の田んぼはきれいな状態で植わっていますけど、草の種や虫も発生するので、
優良な田んぼへの影響があると思います。」(日進市 遠松誠さん)

耕作放棄地で発生した害虫が田畑を荒らすなど悪影響になるというのです。
地元の農業は続いていくのか・・・。
小池さん、数十冊のノートを持ってきました。
30年以上毎日欠かさず付けている記録帳です。
「野菜づくりのことが多いよ。」(小池美代さん)
そこには野菜の栽培や調理方法など長年のノウハウがびっしりと書き込まれていました。

「覚えたことでいいことはみんなにも教えてあげようかという気持ちはあるもんね。」
(小池美代さん)

毎週日曜日。朝5時に、車で出かけます。
向った先では、朝市が開かれていました。地元の農家10人が採れたての野菜を販売します。
小池さんには販売以外の目的がありました。

「半日置くといいわ。そうすると水が出てくる。」(小池美代さん)

あの、きゅうりのビール漬けの作り方を教えます。
手作りのレシピを野菜に添え、地元の農業に関心を持ってもらう試みです。
いまでは多くの固定ファンがいます。
「作っている人の顔が見えて作り方も全部教えてくださるし。」(客)
「レシピ教われば作れるよねこれ。おいしそうだね。」(客)
「どれだけみなさんが興味もってくださるかどうかだね。」(小池美代さん)

地元の農業を盛り上げたい・・・。
小池さんたちは市と共同である試みを始めました。

「この田んぼでやっている。」(小池美代さん)

使われなくなった耕作放棄地を市民に開放し、野菜作り教室を始めたのです。
毎週日曜日、小池さんたちは手取り足取り栽培方法を教えます。

「もっと太くないといかん。やご(脇芽)に養分をとられとる。」(小池美代さん)
「教えてもらって家でやろうと思うようになった。」(市民)
「自分の食べる分はできたらいいですよね。」(市民)
「こんなきゅうりでもおいしい。」(市民)
地元の農業を広めようとする動きは日に日に浸透していました。
6月から市内の別の場所でも新たに朝市が始まったのです。
少しずつですが農業の輪が広がっていました・・・。

「なんでも楽しくやればいい。みんなが覚えてくださりゃ覚えてくださるようにやる。
前向きに進まなしょうがないもんね。なんだかんだいっても。」(小池美代さん)

「たまらないです。笑顔が。」(客)
「大ファンになっちゃって。」(客)
地元の農業を支えて50年。小池さんの取り組みは続きます。

7月26日には朝市で33周年を記念した催しが開かれるそうです。

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