【元気!愛チカラ】 畳の老舗 新たな挑戦
09.08.06
毎週木曜日は元気・愛・チカラです。
8月6日取り上げるのは、畳を製造する機械のメーカー。
普通の畳に飽きたらず、次々と新しい畳を作り出しています。
名古屋市西区にある機械メーカー、東海機器工業。
50年前から畳を製造する機械をつくり続ける、この分野のトップメーカーです。
この老舗の会社が新たな挑戦を続けています。
「ご覧ください。畳ってこんなに種類があるんですね。カラーバリエーションも豊富ですし、
こちらは丸洗いできる畳なんです。」(荒井アナウンサー)
モデルルームにずらりと並んだ畳。従来の畳とは異なる、さまざまな機能が売りです。
表面にデザインを施した、色彩豊かな畳。樹脂を使って本物そっくりに作った畳。
さらには水で丸洗いできる畳もあります。
アイディアを出したのは異業種からこの業界に入った内藤社長です。
「用途によって畳が替わってもいいのではないかと思うんですね。
(素材の)組み合わせを変えるといろんなものに形が変わる。デザインも変わる。
機能も変わる。その組み合わせによっていろんな物ができるということに気づいたんですよ。」
(内藤社長)
中村区にある並木保育園。2年前に入れ替えた畳はカラフルなだけでなく、
高反発のクッションという機能を取り入れました。
「畳自体はですね、この高反発ということで特色を生かして園児達が転んでも
ふんわりとしたクッションでとてもいいかなということを思いました。」(畳を採用した保育園)
こちらは今回、2色の畳を採用した設計事務所です。
「市松(模様)にした方が濃淡が出る。下に座れる感じがする。」(畳を納品する設計事務所)
この設計事務所では顧客に新しい畳の使い方を提案する考えです。
「今色々住宅の建築をやっている上でフローリング一辺倒、畳という素材を
もう1回見直してもらうためにラグとして使う方法、提示するのに
非常にいいものを見せていただいたので今回是非採用しようと考えた。」(一級建築士)
生活スタイルの変化により、機能性の高い畳への需要は次第に大きくなっています。
東海機器工業のこうした畳の販売量は、発売当初の5年前と比べ5倍に増えました。
内藤社長が現在、社運をかけて進めているプロジェクトのテーマは「香り」。
畳についていたイグサの香りが、樹脂などの素材を使ったことで消えてしまったため、
この香りを再現できないかと検討を重ねてきました。
現在、樹脂などの畳にスプレーで香りをつける研究をしています。
「展示会で色々調査した。香り的にはいい評価。」
「こちらが現在開発中のいぐさスプレーの香りサンプルです。
真新しい畳の部屋にいるような非常に気持ちがいい香りがします。」(荒井アナウンサー)
「赤い畳にいぐさのというのもちょっと違和感がある
じゃぁバラの香りがする畳があっても良いんではないか。
自分の好みの香りをつける畳というのも面白いでしょ。
いろんな畳の開発であったり住まいの中のいろんな問題を畳屋さんと一緒に解決する。
そうありたいと思っています。」(内藤社長)
まったく新しい発想の畳。この先どんな新製品が生まれるか楽しみですね。