エコカー開発加速 プリウスの次は・・・
09.10.06
初代プリウスの登場から12年。
プリウスがいよいよ身近な、普通の車となりつつある中、
トヨタは、次世代のエコカー開発を急いでいます。
トヨタは、10月6日、2年ぶりに開かれる東京モーターショーの
展示車両を発表しました。
戦後初めて赤字転落するのを背景に、
出品されるのはいずれも市場投入を睨んだ「現実的な」モデルです。
目玉はやはりエコカー。
「今回の"FTーEV2"は既存のクルマのユニットの乗せ換えではなく、
専用プラットフォームで設計してますので、
一番の特長はまずこのフロントまわりエンジンユニットの部分が非常に小さくなっています」
(トヨタ東京デザイン部 梶野泰生さん)
世界初出展となる「FTーEV2」は、量産時代に入った電気自動車を想定。
エンジンをなくして広くなった運転席からはアクセルやブレーキのペダルが消えました。
操作するのはこのレバー型のハンドル。
1人乗りの電気自動車iリアルで採用したものです。
Q市販を意識しての形か?
「外観は市販をかなり考慮してる。
内装に関してはコストもかけショー仕様になっている」
トヨタは、1997年、世界に先駆けて「プリウス」を発表。
電気モーターを併用したハイブリッドカーで
石油に依存しない時代の車のあり方を示した先駆的存在となりました。
「"ピークオイル(石油産出のピーク)"が近づいているのは確実。
自動車業界は100年に1度の変革を求められている」(豊田章男社長)
プリウス登場から12年、
世界の自動車メーカーは今、環境技術でトヨタを猛追しています。
電気自動車にいたっては、市場投入でトヨタに先行するところも現れました。
そんな中、トヨタが今の時点で大本命と位置づけるのがこの車です。
「プリウスだが、家庭用電源で充電できるプラグインハイブリッドです」(今井記者リポート)
2009年12月にトヨタが世界で初めて市場に投入するプラグインハイブリッド車。
2007年から豊田市内などで公道試験を行ってきました。
テレビ愛知記者も試乗させてもらいました。
「本当に音がしないですね。
普通のハイブリッドですともうエンジンがかかっているはず」
「ちょっとアクセルを踏み込んでみます。
(エンジン音)今時速60キロですね」
「ゆっくり加速していけば 100キロまでEVで出せる。」(トヨタ担当者)
プラグインハイブリッド車は近場では電気自動車として、
また距離が伸びれば、ハイブリッドカーとして使えるという
電気・ハイブリッド双方のいいところ取りをした車です。
6日公開されたモデルは、リチウムイオン電池を採用、
1回の充電で20キロ以上電気だけで走行できるということです。
「電気自動車の課題である航続距離の心配が一切必要ない。
充電時間も3時間程度(100V)で比較的短い。そういう観点からもこの車は現実解だと」
(トヨタ第2乗用車センター 田中義和さん)
Q10~20年先も本命か?
「その辺は電池技術次第。この車が主流のままか、
すばらしい電池ができて電気自動車が一気に広がるかは電池の技術によるところが大きい」
ポストプリウスの本命は何か。
手探りの開発競争が繰り広げられています。