【元気!愛チカラ】 風呂にも節水の波
09.11.26
きょう11月26日は、語呂合わせで"いいお風呂の日"
この不況の中、風呂の入り方も変わっているようです。
県内の旅館や温浴施設で広がるこんな節約術を取材しました。
南知多町の山海海岸にある温泉旅館"源氏香"
お香が立ち込める館内は、平安の世界観を演出し女性客を中心に人気です。
不況の影響で、売上げはおよそ15%減ったものの・・・
「どうぞご案内いたします!」
と、なぜか笑顔の支配人。
最近、年間数百万円にのぼる利益を生み出すことに成功したといいます。

エレベーターで最上階。
向かった先は・・・
大浴場

案内されたのは大浴場。
伊勢湾が一望できる露天風呂が自慢です。
「実はですねえ、シャワーヘッドを換えただけ。
(シャワーヘッドを交換して)客からのクレームがなくなりました。
お客に満足して使ってもらってプラス削減ができますので」
(源氏香 伊奈正人支配人)

実はこれ"節水シャワー"
09年8月、館内のあわせて36個のシャワーを交換したところ、
水道代を20%減らすことに成功しました。
額にして、1年間でおよそ200万円!

「客の見えない部分を減らして、逆に目に付くところを直しつつ
客を増やすことにつなげる」(源氏香 伊奈正人支配人)
とはいえ、10年前の開業以来、初めての交換。
シャャワー自体の商品力も決断を後押ししました。

開発したのは岐阜の田中金属製作所。
水洗部品の加工を手がけてきた会社です。
「水洗部品だけの加工だけでは、先駄目だと思った。
自社の商品があれば自社で営業をして客を見つけられる」
(田中金属製作所 田中和広社長)

苦心の末に作り上げたシャワーヘッドには特許技術が使われています。
「ここにですね、穴が空いているが、この穴から空気を吸い込んでいる」
(田中金属製作所 田中和広社長)
ポイントは、この小さな穴。

「白くなってますよね、空気の泡です。」
(田中金属製作所 田中和広社長)
細かな空気の泡を加えることで水の勢いを維持し、
"快適な節水"を実現できるといいます。

「気泡の入りの水流が雨粒のように叩きつけるかんじ」
(田中金属製作所 田中和広社長)
シャワーヘッドへの注目は、確実に高まっています。

東海市にあるこちらの温浴施設も。
「水圧とかはこの間のビッグサイト(の見本市)に行ったとき体験してるので」
(玉ノ湯 奥平翔悟支配人)

この施設には、シャワーが60個ありますが6年前の
オープン以来、一度も交換していません。
現在、シャワーの使用量は、施設全体の半分以上を占め、
大きな負担となっています。

「これは水圧で、こちらが流量です」(田中金属製作所 三島良介部長)
「一分間の水量、一般的にはいくつですか」(今井記者)
「施設によって違います」 (田中金属製作所 三島良介部長)
実際、どれほどのお湯を使っているのでしょう。

付属のバルブで細いものを選べば、さらに15%の
節水につながることを確認しました。
「この先、冬のボーナスも厳しく客足は減る一方。
ただ、減ってるからとサービスを下げるわけにいかない。
できることをひとつずつやっていきたい」
(玉ノ湯 奥平翔悟所長)
不況を克服するための節約合戦が激しさを増しています。