【元気!愛チカラ】 シニア劇団が熱い!
10.01.21
木曜日恒例の「元気・愛チカラ」。
演技経験のない中高年が参加するシニア劇団が全国的に盛り上がっています。
名古屋のシニアも、元気でした。
2009年暮れ、名古屋市で、あるアマチュア劇団の発表会が開かれました。
大張り切りで演技するメンバーたち。ほとんどが、この半年前に演劇を始めたばかりです。
でも、人生経験は豊かです。
Q.おいくつですか
「63歳です。」
「51歳です。この中では一番若手です。」
全国的に盛り上がりを見せるシニア演劇。名古屋でもー
名古屋市の文化振興事業団がシニア向けに開いた演劇講座も、
募集に対し、倍の人が集まる人気ぶり。受講料は、1人2万円。
名古屋の劇作家・佃典彦さんの指導の下、発声や表現方法など、演劇の基本を学んできました。
受講生の経歴は、様々です。
「去年3月に定年迎えたのでやっぱり好きなことをやろうと。」
Q.現役時代の仕事の経験を生かして?
「全然!堅い仕事です。飛行機やロケットを作ってる会社でしたから。」
「スポットライトを浴びて女優の雰囲気を味わってみたいなと思った。」
Q.演劇の経験は?
「いえ、ないです。全然ないです。」
メンバーの1人、小林秀和さんも定年退職を機に、演劇を始めました。元は、なんと経理マン。
「今まで38年間事務職だった。狭い世界しか知らなかったので
女房の勧めでやってみたら、はまっちゃった。」(小林秀和さん)
小林さんは、演劇をすばらしい世界と表現します。
「"無の境地になれ"ということなので、現実の悩みとか忘れないといけない。
実際、母親が入院してるが、(演技中は)忘れないといけない。」(小林秀和さん)
Q.現実から離れられるのが魅力?
「魅力だが、だけど、現実に戻った際もかつての沈んだ気持ちがなくなった。もうハッピー!」
(小林秀和さん)
3年ほど前から急激に増えだしたシニア劇団。
現在、全国で、60を超えるといいます。名古屋には、こんな元気なシニア劇団も。
結成から15年を迎えた劇団「かがやき」。
メンバーの平均年齢は70歳。中には80代も。まだまだ演技に衰えは見られません。
「81歳です。自分じゃない自分が演じられるところが嬉しい。今でも7つの子の役をやる。」
劇団の運営側も、シニアに注目しています。
2009年秋には、新劇界の老舗 「文学座」が、
初めて、シニア世代のための演劇コースを設けました。
「若者を対象にしても人が集まらないので、"シニア対象"で人を集める。ということも
シニア劇団増加の背景。シニアの人たちの方が夢を持っている。」(佃典彦さん)
あの小林さんも―
「今、東京へ通ってる。明治座のアカデミーに入った。オーディションを受けて。
本格的なプロになるための勉強をしている。」(小林秀和さん)
演劇という新たな人生に向き合うシニアたち、「元気」に満ち満ちています。
2010年秋には大阪でシニア演劇の初の全国大会の開催が予定され、まだまだ盛り上がりそう。