【元気!愛チカラ】 魚太郎 2代目女性社長の挑戦
10.02.25
先週、半田市に新しい魚料理店がオープンしました。
美浜町の人気魚市場が運営しているこの店、
切り盛りしているのは以前、東京のホテルで活躍してきた女性社長でした。
半田市の運河沿いに新しくオープンしたのが
「魚太郎・蔵のまち」です。
店内に入ると、まず目に飛び込んでくるのが「魚太郎」自慢の新鮮な魚介類。
1階は食事スペースの海鮮カジュアルダイニング。
2階は座敷です。老舗料理店を引き継いで、外装はほとんどさわらずに、
約3000万円かけて改装し、現代風の店に変身しました。
「きょう初めてここに来たんですけど、いいね。早く出てきたし。」(客)
「内海の方までこういう新鮮な魚を食べに行くってことはあったけど、
近場で食べられるのはありがたいです。」(客)
そんな「魚太郎・蔵のまち」を経営するのが、美浜で海産物の店を取り仕切る、
「魚太郎」の2代目女社長・川口美也さんです。
「この知多半島はおいしい海の幸にも恵まれていますし、山の幸にも恵まれています。
観光客には知多半島に来て良かったな。また地元の方には
知多半島に住んでいて良かったな。そんな思いを体感していただけるような
そんなお店になりたいと思っています。」(川口美也社長)
地域に愛される店づくりが目標という川口さん。
川口さんが魚屋「魚太郎」の社長に就任したのは今から3年前のことでした。
それも創業者の父から、ある日突然「おまえ魚屋をやれ」のひと言でした。
川口さんは以前、東京で大手広告代理店に勤務していました。
その後ホテルに転職。そこでは、部下100人を束ねる、セールスマーケティング支配人を担当。
さらに2000年には、大晦日に開く全館貸し切りのパーティーが、この業界初の試みとして
話題になり、「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。
「実家を見ていて誰かがやらなくてはいけないというのはわかっていました。
まわりを見回すと確かに私かなっていう選択肢のない状況でした。
まずは魚を触って何十年という社員がたくさんいて、そんな中に入ってですから、
どんな会社にしようという前に、皆の信頼を得ることに必死でした。」
(川口美也社長)
川口さんが最初にやったことは、まず店をキレイにすること。
さらに、魚の陳列にも気を配り、買っていく人のために料理の仕方なども盛り込みました。
「お客さんが求めているものをいかに提供するか」を"魚屋"で実践していったものだったのです。
「気さくな感じで"社長 社長"っていう感じが全くない。」(従業員)
「すごくたくましいですね。男性に負けず劣らず。」(従業員)
「そういうところと やっぱり常にスタッフ全員のことを
すごく何か考えてくれていることです。」(従業員)
「お客さんが求めているものをいかに提供するか」
川口社長の考えはここ「魚太郎・蔵のまち」でも生きています。
例えば、こちらのおばんざいののビュッフェ。
日替わりで十数種類の「おばんざい」が食べ放題になっています。
客がメイン料理を待つまでの間、前菜でその気分を盛り上げてもらおうという
川口社長のこだわりの演出です。
「東京から戻ってくると知多半島の魚介類の新鮮さとか安さに本当に驚きました。
こういったすばらしいものをこの知多半島の先のほうだけじゃなく、
できるだけ多くの方にわかっていただきたいと思っています。自分たちの発展というよりは
本当に地域全体の発展に是非努力をしたい。」
(川口美也社長)
川口さんはこれからも地元の漁港で獲れた魚介類を安く提供していきたいと話していました。