トヨタ、プリウス「改善対策」へ
10.02.05
トヨタは、ブレーキに不具合が発生した問題で、プリウスをリコールする方針を決め、
国土交通省と協議に入りました。
ブレーキに不具合があったのは、
2009年5月に発売されたトヨタの新型ハイブリッド車「プリウス」です。
国土交通省によりますと、これまでに寄せられた苦情や通報は、
あわせて92件にのぼるということです。
地元・愛知のプリウスオーナーたちは どう感じているのか、
刈谷市のハイウェイオアシスで話しを聞くと...
「そんなに心配していない」
「今のところ感じたことはない。ブレーキの不具合も」
「基本的にはトヨタだから大丈夫と思っている。でも心配は心配」
一方、こんな声も...
「主人が土日にたまに乗るときにブレーキが甘いって言っていた。
やっぱり、そうだったのという感じ」
「台数をたくさん売るじゃなく、ちゃんとした確実なものを
売ってほしい」
販売店の中には、トヨタの対策が決まるまで
納車を延ばすという店もあります。
トヨタは、2月4日に緊急の会見を開き、
今回のブレーキのトラブルについて、
車のタイヤがロックするのを防ぐABSの制御に
不具合があったと説明。
リコールを含めた改善措置を検討していることを明らかにしました。
「不安を持つ方がいると十分認識している。そういう状況を踏まえ、
何らかの形で客に案内できる方策で検討している」
(トヨタ・横山裕行常務役員)
トヨタは、今回の問題の大きさを考え、リコールにしたい考えで、
国土交通省と協議しています。
しかし、国土交通省によりますとリコール扱いにするには、
道路運送車両法の「保安基準」に違反するか
違反の恐れがあるかどうかがポイントで、
トヨタはこの点について、4日の会見では
このように述べていました。
「保安基準では"ある車速である踏力での制動距離"の条件があるが、今回の現象が起きたとしても保安基準には抵触しない」
(トヨタ・横山裕行常務役員)
「改善対策」の扱いになりますが、
ユーザーにとっては、回収・無償修理という点で変わりありません。
一方、この問題をめぐっては、アメリカ運輸省の
ラフード長官が、トヨタの豊田章男社長と電話会談し
一連の品質問題への取り組みを要請しました。
豊田社長は、安全性確保への取り組みを最優先することを長官に
約束したということで、プリウスについても
リコールを検討しています。