報 道

あすにもリコール届け出 トヨタ信頼回復を優先

10.02.08



トヨタのハイブリッド車プリウスのブレーキが「利きにくい」と苦情が多発している問題で、
トヨタは、9日にも国土交通省にリコールを届け出ます。当初トヨタは、「安全性に問題はない」
としていましたが、信頼回復を優先しリコールに踏み切ります。

新型プリウスのブレーキの問題が大きく注目されたのは2月3日。国土交通省には、
それまでに、「ブレーキが瞬間的に利かなくなる」などの苦情や通報が14件寄せられていました。
この日、国交省に説明に訪れた品質担当の佐々木副社長は、次のように説明しました。

「苦情の内容は、フィーリングの問題」 (トヨタ・佐々木 真一副社長)

安全性に問題はないとするトヨタ側。アメリカでトヨタの品質が大きな社会問題に発展した
反省から、すぐ次の日には担当役員が記者会見に臨み、事態の収拾をはかります。

トヨタ側の説明によりますとプリウスの不具合は、ABSアンチロックブレーキシステムの
制御の不具合で凍結した路面などで主に低速時にブレーキをかけた際、瞬間的に
ブレーキが利かなくなるということです。しかし、車両そのものの欠陥については否定しました。

この時点では、サービス・キャンペーンという自主回収の対応も考えていたトヨタですが、
その後も、国交省に寄せられる苦情や通報は増え続け、4日までに100件を突破します。

「主人が土日にたまに乗る時にブレーキが甘いって言っていた。やっぱりそうだったのという感じ」
「ちょっと不安だけど。品質第一に作っていたトヨタなので残念」

「トヨタの対応は顧客の視点がいささか欠如しているのではないか」
(前原 誠司・国土交通大臣)

そして、、、
豊田社長は、先週末の会見で、具体的な対策の中身こそ示さなかったものの、
このときには、プリウスのリコールに踏み切る方針を決定していました。

「1日でもメーカー目線よりも、お客様目線が上がってきたと言われるよう
本当にがんばってまいります」(トヨタ・豊田 章男社長)

リコールにすることで、今回の不具合を「欠陥」と認めることにはなりますが、
信頼回復を優先させた形です。9日にも予定されるリコールの届出が済み次第、
販売店で、ABSのプログラムを変更するという対策が施されます。

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