日本沿岸を襲った津波 見えてきた課題とは
10.03.01
南米チリで起きた大地震で、各地に出されていた津波の警報や注意報は、
3月1日、午前中に解除されました。今回、愛知県など日本の沿岸を
襲った津波。人的被害は出ませんでしたが、ある課題が見えてきました。
マグニチュード8.8―南米のチリで発生した巨大地震―
遠く離れた愛知の沿岸地域も津波への警戒が強まりました。
「安全上、最善を期すということで、閉鎖ということでいかがでしょう」
(名古屋港管理組合・緊急対策会議)
東海地方の沿岸でも、水門を閉めたり、無線で警戒を呼びかけるなど、
関係機関は対応に追われました。
しかし
海岸や港近くの観光スポットには、いつもと変わらない風景がありました。
「予定も決めていたので、まあ大丈夫かなと思った。
心配ですけど来てしまったのでどうしようもない」(観光客)
午後2時半に名古屋港を閉鎖した後にも観光客の姿。
「すいません。出て下さい。閉鎖してますので。
津波がくる恐れがあるので出て下さい」
(名古屋港管理組合)
津波に対する市民の意識が低い現状を災害の専門家は、こう分析します。
「どうにか逃げれるのではないか非常に甘い推測があると思う」
(名古屋大学・木股 文昭教授)
田原市で70センチの高さを観測しましたが、このような高さでも
予断を許さないと話します。
「1mの津波、満潮、大潮・・・いろんな条件が入ると、1mの津波でも
かなりの被害が起こるのでは。海面から高い所に逃げることを徹底すれば
いいと思う」(名古屋大学・木股 文昭教授)
日本を襲った今回の津波。津波への市民の意識をどう変えていくのか
大きな課題を残しました。