豊田社長 米中訪問から帰国
10.03.02
リコール問題をめぐってアメリカと中国に出かけていたトヨタ自動車の
豊田章男社長が、2日昼前、帰国しました。アメリカで見せた涙のわけに
迫りました。
2月20日からアメリカと中国を訪れていた豊田社長は、2日午前11時半すぎ、
県営名古屋空港に到着しました。
「いろいろ本当にご心配をおかけしました。直接対話(の機会)を与えてくれた
アメリカ公聴会に大変感謝している」
豊田社長は、2月25日にアメリカ議会が開いた公聴会に出席。
海外でのリコールは、日本の本社でなく、各地域が独自に判断する
仕組みに改めるなど、再発防止に全力を挙げる考えを示しました。
「品質に留まらず、より透明性を持った形に、かつ、よりお客様目線が
強くなったなぁと言ってもらえるように、変身できるよう、今からやっていきたい」
豊田社長が、アメリカにつづいて向かったのは、中国。ここでもトヨタは、
アメリカと同じアクセルペダルの問題で、およそ7万5千台のリコールに
踏み切っており国民の間で関心が高まっています。
「日本・アメリカ・中国は、いずれも大変重要な大市場です。まずはその3つの市場に
直接、私の心と言葉で説明したい」
豊田社長と言えば、アメリカでの公聴会終了後に涙を流していたのが
印象的でしたが、あの涙の理由を聞いてみるとー
「(米国には)販売店 仕入れ先など20万人のトヨタ関係者がいる。
その人たちを守ろうと思って、一生懸命、誠意を持って対応したが、
あの場面で実は守られていたのは自分だったと実感し、
涙が出てしまいました」
グループを挙げて信頼回復をめざすトヨタ。品質を最優先にと掲げた
様々な改善策をどれだけ実行に移せるか世界が注目しています。