報 道

革手錠事件 国に支払い命令

10.05.25

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名古屋刑務所の刑務官による暴行事件で、
受刑者らが、国と刑務官に損害賠償を求めていた裁判で、
名古屋地裁は国の責任を認めました。
しかし、刑務官個人の責任については言及せず、
原告らは、憤りをあらわにしました。

判決後の記者会見に臨む一人の男性・・・
革手錠で腹部に暴行を受けた被害者、山下秀樹さん(37)です。
体が痛むと、今も事件のことを思い出すといいます。

「本当に自分はこのまま死ぬんだろう、死を意識した。
その痛みの中で意識がなくなっていった。」(山下秀樹さん)

事件は、名古屋刑務所で起きました。
訴えによりますと、山下さんらは、
2001年から2002年にかけて、刑務官に革手錠で
腹を強く絞められるなどの暴行を受けたとして、

国と刑務官らに約1億8000万円の損害賠償を求めていました。

名古屋地裁の戸田久裁判長は、
革手錠の使用方法について違法性を認め、
国に対し約8900万円の支払いを命じました。

しかし・・・
刑務官個人の責任については言及しませんでした。

「法務省ならび刑務官からの謝罪が一度もないのは遺憾で、
事件の重大性を真剣に受け止めて対応してもらいたい。」(山下秀樹さん)

判決を受けて名古屋刑務所は「司法の判断を重く受け止め今後とも適正な施設運営に務めたい」とコメントしています。

この事件を巡る刑事裁判では、1審・2審で有罪判決を
言い渡された刑務官4人が無罪を主張して、上告しています。

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