"デジタル教材"進化する学校の授業
10.06.16
学校の授業といえば黒板とチョークというのが当たり前でしたが、
今、小学校ではそんな授業の風景が大きく変わろうとしています。
キーワードは"デジタル教材"。
進化する学校教育の現場にカメラが入りました。
小学2年生はこんな感じで英語の授業をやっています。
英語の歌を合唱子どもたちが見ているのは、黒板ではなく「電子黒板」です。
その画面にはデジタル化された教材が映し出され、
画面に触れるだけで答えを見つけることができます。
デジタル教材は、電子黒板に教科書などのページを映し出し、
画像を拡大したり動かしたりできる、最新の教材ソフトです。
この小学校は4年前に開校して以来、このデジタル教材を
使った授業に力を入れています。
算数の授業です。先生が図形を拡大しました。黒板に書くより鮮明です。
先生は三角形がいくつできるかと問いかけました。
「図形とかは見えるからよく分かるし、ノートにも書きやすい」(児童)
「テレビに自分で書けるのが楽しい。その分集中力ができる」
デジタル教材は、紙の教科書ではわかりにくい絵や写真も、
立体的にみせることができます。
教える側の先生も、画面にタッチするだけで、説明に必要な情報を
出すことができ、効率的に授業が運べるといいます。
「教科書のここを見るんだよという説明が以前の授業。みんなで一緒に見ながら、
時々、止めながらやることでやりやすくなった。最後のまとめで使ったり、
時間を上手に使った授業ができるようになった」
(春日井市立出川小学校・穂迫順一教諭)
実は今、総務省と文部科学省がこのデジタル教材を推進しようとしています。
様々な教材をデータセンターに蓄積し、学校の先生や児童たちが
端末で情報を引き出せるようにするのが狙いです。
ただ課題もあるようです。
「情報が過多になりすぎて、先生たちが取捨選択するのが難しい。
(デジタル教材を)活用するのは先生たちなので積極的に使えるように
みんなで研究しながら進めていきたい」
(水田博和校長)
教材の準備に加え、先生がデジタル機器を使いこなせるように
なるかどうかも課題ですが、デジタル世代の子どもたちにとっては、
興味や関心をひく教材であるのは確かなようです。