インターンシップ 就職活動の"登竜門"に
10.06.23
「インターンシップ "就活"の登竜門に」
特集です。
厳しい就職戦線を勝ち抜き、内定を手にしたにも関わらず、
わずか数年で会社を辞める若者が増えています。
最新のデータでは、3年以内に離職する若者が実に36.6%に上っています。
この現実に不安を抱く学生たちに今注目されているのがインターンシップ。
就職活動の登竜門になろうとしています。
「いらっしゃいませ」
竹下勇哉さん。この春、名古屋の住宅販売会社に就職した新入社員です。
先輩社員が顧客となり、接客や間取りの説明などに問題がないか指導しています。
「説明は非常にいいと思うが、"間取り図"と言っても我々は見慣れているが、
お客さんにとっては、どこが何の部屋で見方は?しっかり直して下さい」
先輩からの厳しい指導など叱られることも多いですが、
会社を辞めようと思ったことはありません。
「正直つまづいてばかりだが、インターンシップをやって
本当にこの業界でやりたいと思って入社したので、頑張っていいます」
(竹下 勇哉さん)
インターンシップとは、学生時代に企業の職場を体験する制度のことです。
実は今、竹下さんのようにインターンシップを体験する人が年々増加、
学生全体の4割を占めるほどになっているのです。
Q.なぜインターンシップを求めるの?
A.やりがい探し
仕事の意義
ミスマッチへの不安
専門家もインターンシップの効果を指摘します。
「イメージからの脱却は大きい。企業を見る視点・選ぶ視点が
ずいぶん変わるのでは?」
(リクナビ 小栗 豊子副編集長)
今、インターンシップを導入する企業を集めたセミナーは
どこも盛況、最近は学生が主催するケースも出てきました。
この日は食品会社や家具メーカーなど15社が参加、
就職活動を控えた学生たちと意見を交わしました。
Q.インターン生には何を求めますか?
「情熱。夢を共有したい」
参加企業が計画するインターンシップは、3ヶ月から半年。長い期間、
一緒に仕事をすることは、企業側にとってもメリットが大きいといいます。
「普通の面接や募集設定では学生自身を見ることができないので、
インターンシップはその学生を知るきっかけになる」
(昭和技研 田中 禎一さん)
「学生を育てたいし発掘したい」
(リアル・スタイル 鶴田 浩さん)
「意識の高い学生が入社するようになった。3年以内に辞める社員はいません」
(トヨタホーム愛知 鈴木 洋さん)
竹下さんを採用した住宅販売会社もインターンシップの効果に胸を張ります。
インターンシップは学生、企業の双方にとってメリットがあり、
今後も確実に広がっていきそうです。