磯谷さん拉致・殺害事件 母親「全員の死刑求めたい」
10.08.09
名古屋の会社員、磯谷利恵さんが、拉致・殺害された事件の控訴審が
9日から名古屋高裁で始まりました。事件からまもなく3年、
極刑を求める母親の気持ちは今も変わりません。
「一審でできなかった全員の死刑判決を下していただきたい
それだけを求めて戦っていきたい」
(磯谷 富美子さん)
母親の富美子さんが最愛の娘を失ったのは、2007年8月。
当時31歳の磯谷利恵さんが、千種区の自宅に帰る途中、
男3人に拉致され殺害されました。
強盗殺人などの容疑で逮捕されたのは、闇サイトで知り合った
3人の男たちです。2009年3月の一審判決では神田被告と堀被告に死刑が、
また、自首をした川岸被告に無期懲役が言い渡されました。
このうち、堀被告と川岸被告は、刑が重過ぎるとして控訴、
裁判は高裁に舞台を移すことになったのです。
9日の控訴審で、弁護側は、「一審判決は被告人の人格形成を
究明しておらず、共犯の成立時期にも事実誤認がある」と指摘しました。
一方、検察側は、一審で唯一、無期懲役が言い渡された川岸被告について
「闇サイトで犯罪集団を作った中心人物だ」と述べ、
改めて死刑を求めました。
今後、高裁では被告の人格形成や自首が、
死刑の回避にあたるかどうかが争われる見通しです。