止まらぬ円高 "円高特需"狙う企業も
10.08.23
為替市場で続く円高。輸出企業への影響が心配されていますが、
その一方で、円高特需を狙う企業も少なくないようです。
名古屋の金券ショップで今相次いでいるのが...
「米ドルを買いたいんですけどありますか?」
円をドルやユーロに換える外貨両替です。
訪れる客は一日平均40人と例年のおよそ2倍、
ドルが底をつく日もあるほどの人気です。
両替した客は、
「ちょっとラッキーかな?そんな感じはありますね。
いつまで続くのかは分かりませんけど」
この円高をチャンスと意気込むのが旅行業界です。
JTB中部では、海外での買い物が割安になることなどを
前面に打ち出し、消費者心理をくすぐります。
「グアムが大変伸びております。2010年に比べて、同期比42%増。
方面によりましては幅が大きい、小さいありますが伸びております」
(JTB中部・加藤 美恵さん)
9月、10月も3連休があり期待は膨らむばかりです。
一方、名古屋の家具業界では...
「弊社では円高の影響で輸入家具が大変お買得になっています」
(大塚家具・鈴木 貴久さん)
高級輸入家具を扱う大塚家具では8月から円高還元フェアを展開、
トヨタショック以来、低迷が続く業績のV字回復を狙っていました。
「こういった機会をバネにして、ぜひ販売を伸ばしたい」
(大塚家具・鈴木 貴久さん)
ところでこの円高、輸出企業にとっては、収益を圧迫する
マイナス要因です。菅総理大臣は23日、日銀の白川総裁と
電話会談しましたが、市場での反応は鈍く、
為替相場は依然1ドル=85円台前半の円高水準が続いています。