東海豪雨から10年 新川訴訟で高裁判決
10.08.31
さて、あの東海豪雨からまもなく10年...
未曾有の水害となったのは、新川の堤防の決壊が原因の一つでした。
その新川流域の被災住民が国などを相手に8400万円の
損害賠償を求めた裁判で、31日、注目の判決がありました。
争われたのは、河川の管理責任です。
「新川の堤防が完全に決壊していまして、車も家も水で埋もれている状態です」
(当時のレポート)
2000年9月、この地方を襲った東海豪雨で、新川の堤防が決壊、
現在の清洲市や名古屋市西区でおよそ1万8000棟が水に浸かりました。
堤防が決壊したのはこの「洗堰」が原因でした。
洗堰は、庄内川の氾濫を防ぐため、堤防の一部を低くし、
隣接する新川に水を流す施設ですが、当時は、増水した庄内川の水が
大量に新川に流れ込み、堤防の決壊につながりました。
原告の住民は、この洗堰の閉鎖が、国の河川計画に盛り込まれていたにも
関わらず、改修が遅れたために水害が拡大したとして2002年に国と愛知県を
提訴しました。しかし一審の名古屋地裁は訴えを棄却、二審の名古屋高裁が
31日、どのような判断をするか注目されていました。
「判決が出ました。控訴棄却です」
31日の判決で名古屋高裁は「国は改修計画に従って庄内川の下流部から
工事をしており、洗堰を優先して閉鎖する理由はなかった」と指摘、
原告の控訴を棄却しました。
原告側は最高裁に上告する方針です。