8月百貨店売上高 「名駅地区」初めて「栄」抜く
10.09.02
名古屋駅地区の百貨店の売り上げが初めて栄地区を上回ったことが
わかりました。名古屋市内の主な百貨店が発表した
8月の売上高によりますと、名駅地区の3つの百貨店は、
松坂屋名駅店が3.7倍の伸びとなったのを最高に
いずれも前の年を上回りました。
これに対し、栄地区の3つの百貨店は、2ケタのマイナスとなった
丸栄を始め、いずれも前の年を下回りました。
地区別でみた売上高の合計は、名駅地区が134億円余り、
栄地区が133億6000万円余りとなり、およそ4000万円の差で、
名駅地区が初めて栄地区を上回りました。
これは松坂屋名駅店の閉店セールで、駅前の集客力が増したことによる
一時的な現象と見られていますが、2つの商圏の顧客争奪戦が
今後、激しさを増すのは間違いなさそうです。
さて、こうした中、名古屋の百貨店は、秋の改装シーズンを迎えました。
個人消費が冷え込む中、最小限の投資でいかに顧客を取り込むか、
知恵比べが始まっています。
8月、惜しまれながら36年の歴史に幕を下ろした松坂屋名駅店。
その看板はもうありません。この松坂屋名駅店と競い合ってきたのが
名鉄百貨店。この秋の改装で、ある仕掛けをほどこしていました。
「こちらがこの秋オープンする新ブランド。
名鉄だけの取り扱いになります」
(名鉄百貨店 婦人営業部長・山田 哲史さん)
名鉄百貨店はこの秋、新たに23のブランドを投入。このうち
中高年向けの婦人服など13のブランドは、なんと松坂屋名駅店から
引き継いだものでした。松坂屋名駅店が抱えていた中高年婦人層の需要は
およそ50億円。ライバルの閉店を機に一気に取り込もうという作戦です。
「今、50代、60代のお客様から買う場所がないとの声を
いただいております。潜在需要は増えると踏んでいるので、
どんどん提供していきたいと思っております」
(名鉄百貨店 婦人営業部長・山田 哲史さん)
一方、名古屋最大の売上げを誇る栄の松坂屋。
2日からリニューアルオープンした店内には、2万円台と3万円台の
ツープライススーツのショップなどが初めて登場しました。
20代から30代の男性客の獲得が狙いです。投資額は1億1千万円と
控えめなリニューアルに見えますが...
「やはり強いところをより伸ばし、足りない部分を補う。
適材適所というか、必要で、あるべき改装です」
(松坂屋名古屋店 営業推進部・本間 美紀さん)
果たしてこの秋の勝者は?