第2回 アナウンサーは見た

テレビ愛知アナウンサーがいつもお世話になっているスポンサーの会社に潜入!そこで見たものとは・・・

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幸せな気持ちで作ることが出来た作品です

荒井:どんな気持ちで作った映画なんでしょうか?

中島監督:前作は不幸な女の人の人生を描いた作品「嫌われ松子の一生」だったので、今回はすごくシンプルでみんなが楽しめる映画を作りたかったんです。 CGや特殊メイクで結構時間がかかり、作業は本当に大変だったけれど、楽しく、そして幸せな気持ちで映画が作れました。

面白い作品ができました!!

荒井:完成した作品をご覧になったファーストインプレッションは?

中島監督:相当見切り発車でスタートしたんです。
CGやあれだけの名優をそろえて、しかもガマ王子やザリガニの格好をさせて”ゲロゲ~ロ”なんて言わせて大丈夫なのか?
「面白いからやっちゃえ」って始めたんですが、完成したのを見て、珍しいけれど面白いものができたと思いました。

出演者みんなが輝いています

荒井:みなさんが楽しんで演技しているのが伝わってきました。

中島監督:特に意地悪なおじさんを演じる役所広司さんを始め、俳優さんの演技が面白いんですよ。
役所さんや國村隼さんといった日本映画を代表するベテランの方々も、楽しんでのびのびと演技してくれていましたね。
真ん中にパコちゃんというかわいい女の子がいたのもあるけれど、みんなが輝いて見えました。
俳優さんが魅力的に見えることが大切。今回の映画でそれができました!

女優として大きく成長した土屋アンナさん

荒井:土屋アンナさんの、今までの作品ではあまり見られなかった“可愛らしい”演技に釘付けでした。

中島監督:「下妻物語」の時から半端なく才能ある女優だと思っていました。でも、その頃の彼女は新人。
今回久しぶりに会って、大人の細かいニュアンス、特に妻夫木さん演じる室町に対する思いや、言葉はきついけれどその裏に優しさがある、そういった感情表現が豊かになってきていました。
彼女自身もお母さんになったのもあるかもしれないけれど女優として数段成長した!
ただのつっぱりじゃない彼女が見られると思います。
ロッカールームの妻夫木さんと土屋さんのシーンは撮っていても楽しかったです。

女性のセンスが光る

荒井:映像がすごく綺麗でしたね。

中島監督:美術部は全員女性なんですよ。可愛さ、色彩の美しさのセンスはそこからきているんです。
自分自身、色は派手な色が好きですね。
でも、綺麗に撮影するのは照明などが本当に大変で…死ぬほど頑張りました。

1人4回は観てください(笑)

荒井:何回も観たいという声が周りでも多くて…私自身そう思える映画でした(2回観ました!)

中島監督:それが狙い!(笑)1人4回は観てもらいたいですね…(笑)
でもね、本当に映画3本分くらいの情報が入っている映画だと思うんですよ。
結末を知って観るのと知らないで観るのでは、違う見方ができると思いますよ。

大貫みたいな意地悪なおじさん周りにいませんか?(笑)

荒井:登場するキャラクターに、共感できる人が多いと思いました。

中島監督:衣装・メイクが現実離れしていても内面はうそをついたら観ている人はついてこないんです。
今回登場している人物は、パコちゃんを除いて全員が欠点を抱えています。
欠点は人の個性で、観ていて「こういう人間いるなぁ」って思ってくれるはずなんです。
身近に意地悪な大貫さんみたいな人いません?
でも、この映画のように、パコちゃんみたいな子と出会ったら変われるんじゃないか?と思うと、そんな意地悪な人も優しく見てあげられるようになるんじゃないですかね。

アヤカちゃんとの出会いで”出来る!”と確信!!

荒井:天使のような少女パコを演じたアヤカちゃんを“天使”だと思った瞬間はどんな時ですか?

中島監督:悪魔と思うことはしょっちゅう(笑)
<余談:アヤカちゃんに“クソジジィ”と書いた紙を背中に貼られたそうです。アヤカちゃんによるとタバコをいつも吸っていたから。でも、その裏には“天才監督”とも書いてあったそうです。>
実際、オーディションから輝いていたんです。
“生きるのが楽しい” そんな気持ちが溢れているように見えました。
毎日が楽しくてしょうがないといったエネルギーを放出している子が最近少ないんですよね。
アヤカちゃんに出会った時に、”この映画が出来る!”って思いました。
パコちゃんが見つからないと出来ない作品。出会えて運が良かったんでしょうね~。
アヤカちゃんの存在感があるから大貫が変わっていくのにも説得力があるんですね。

大人も号泣していました

荒井:幅広い年齢の方に楽しんでいただける映画だと思うんですが、お子さん・大人それぞれどこに注目して観ていただきたいですか?

中島監督:<子供>パコちゃんの生き生きとしている感じを見ていれば自然と入っていけると思います。
絵本の世界をパコちゃんと一緒に遊んでほしいですね。
<大人>大貫を通したドラマ。
世の中からいらないといわれた大貫を中心とする大人たちが、生きがいを見つけていくところを観てほしいです。
パコのために何かしようとしたことが実は自分のためになっていた…。
きっかけは、身近にある!と感じて欲しいです。
実は大人のほうが泣いていたりもするので、本当に世代関係なく楽しめると思います。

前向きになれます!

荒井:最後にメッセージをお願いします!

中島監督:時間もかかりましたが自分ができるエンターテインメントを全て注ぎ込みました。
面倒くさくなくシンプルで、観る前よりも前向きになれる作品です。
構えず気楽に、「嫌われ松子の一生」を撮った変な監督の作品と思わずに(笑)映画館に来ていただければ絶対損はさせないので、是非劇場に足を運んでください!!

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